安らぎの檻 朽ち逝くとき−裸足*後編−
「雫…お前さっきは良くもやってくれたな…!」
そう言って荒い足取りで室内に入ってきた冬耶は、
一足先に部屋に戻っていた雫の前に仁王立ちで立ち塞がった。
怒気を孕んだ口調で雫に詰め寄る冬耶の髪は、濡れたまま下ろされている。
灯明の薄暗い明かりを受け、冬耶の濡れた黒髪がしっとりとした光を纏って目に映る。
「何ですか?いつも私には濡れたまま彷徨くなとか言うくせに、自分だって濡れたままじゃないですか」
ころん、と布団に転がったままの雫は、どこ吹く風というように冬耶の抗議を受け流す。
「誰のせいだ、誰の…!!」
「冬耶のせいでしょう?」
しれっと答える雫に、二の句が継げなくなる。
「だって、私は冬耶に言われた通りのことをしただけですよ?それなのに文句を言われるなんて心外です」
雫が冬耶に頼まれたこと。
それは四半時前に遡る。
海の潮気で肌はベタベタ、髪はパサパサと気持ちが悪くなった為に、
出掛けの海から宿に戻ってすぐに行水をすることになった。
雫も狐の姿に戻り、冬耶にくっ付いて井戸の側に座り込んだ。
先に全身ベタベタな雫の毛を綺麗にしてやるべく、冬耶は桶に汲んだ水を雫の小さな身体に向けてぶちまけた。
続けて、二度三度と水をかけてやる。
ブルブルと体を震わせて水気を飛ばした雫は、さっぱりしたというように一声鳴いた。
「雫」
頭上から投げかけられた冬耶の声に顔を上げれば、冬耶は自分も行水をするために上衣を肌蹴させていた。
上衣を脱いで上半身裸になった冬耶は、髪を結っていた髪紐を解きながら言葉を続ける。
「人の姿になって手伝え」
冬耶の言葉を受けて、雫も素直に人の姿をとる。
しかし、水気を含んだ髪が肌に張り付いて鬱陶しいのか、人の姿になった途端少し不機嫌になってしまった。
「…何を手伝わせようっていうんです?」
「髪をな、綺麗に濯ぎたいんだよ。だから少しずつ水をかけていってくれないか?」
水が入った桶を手渡され、ムスッとしたまま雫はそれを受け取った。
一つ礼をするように上体を折った冬耶の頭から、言われた通り少しずつ水をかけていく。
冬耶の漆黒の髪は真水を滴らせ、その滴が月の明かりを反射させていた。
キラキラして綺麗な髪だと見惚れてしまうのと同時に、とても羨ましい。
「あっ!」
しかし、冬耶がザカザカと乱暴に髪を洗い始めた所為でキラキラ反射していた光も見えなくなってしまった。
思わず雫の口から残念そうな声が漏れる。
「…どうした?」
突然声を上げた雫に驚いた冬耶は、顔を上げて雫を見た。
しょんぼり、というより、がっかりしているのか、
冬耶を物言いたげに見つめている雫と視線がカチ合ってしまった。
「…なんでもありません」
やっぱり少し残念そうな声で返事をすると、雫は井戸から新たに水を汲み上げる。
そしてそのまま無遠慮に冬耶の頭に向かってぶっかけた。
「っ、雫!だから少しずつ水かけろって言っただろうが!」
「わかってますよ…」
と言いつつ、ざっぱざっぱと水をぶっかけまくる雫は、桶を傾ける度に溜め息を吐く。
物憂げに溜め息を吐く雫の姿は、端から見ている分には大変悩ましいが、
絶えず水をぶちまけられている冬耶本人にとっては堪ったものではない。
「雫…っ、ぶわっ!」
いい加減にしろ、と雫を叱りつけるべく顔を上げた瞬間、運悪く雫がぶっかけた水が冬耶の顔面に直撃する。
「はぁ…」
一際大きな溜め息が雫の口から漏れた。
雫は井戸の側に準備してあった冬耶の替えの着物を手に取ると、それを冬耶に渡すでもなく、
それどころか全裸だった自らの身体に羽織ってしまった。
「ちょっ、雫、待っ…」
「はぁ…」
もう一度溜め息を吐いた雫は、冬耶の声が聞こえていないかのように、
そのまま冬耶を置いて宿の方に歩いていってしまった。
――呆然として雫を見送ってしまった冬耶だったが、我に返ってこうして慌てて雫を追ってきた次第だ。
此方は着替えを奪われて、潮水で濡れたままのものを身に着けたままだというのに、
着替えを奪った張本人は奪った冬耶の着物を羽織って呑気に布団に寝転がっている。
その布団も雫のために敷かれたものではなく、冬耶のために敷かれているものだ。
この部屋に雫の分の布団は敷かれていない。
「お前、兎に角その着物を脱げ!そしてそこからどけ!」
「いつも裸でいるなと言っているのは冬耶でしょう?私は冬耶の言い付けを守ってるだけです」
「減らず口を…!いいから脱げ!!」
「嫌です」
「脱げ!!」
「イヤ!」
頑なに拒絶する雫に、冬耶もどうしたものかと頭を抱える。
いつもなら着物なんて着るのも嫌がるくせに、雫のこの心境の変化は一体どうしたというのか。
「…何だってんだよ。何だって急に着物着ることに拘ってるんだ?」
大体お前の着物は今乾かしてる最中だろう、と。
しかし、雫は冬耶からのもっともな質問に答えることはなく、逆に冬耶に質問して返した。
「…これ、返してほしいですか?」
「だから、さっきから何度もそう言ってるだろ」
「じゃあ、条件があります」
「条件?」
「冬耶の髪を私の気が済むまで触らせてくれるって約束してくれるなら、返して上げても良いですよ」
「髪だぁ?」
無駄に上から目線で妙な条件を提示してくる雫に、冬耶も訝しげな表情を隠そうともしない。
眉を顰めて、思い切り不審そうな表情を浮かべた冬耶に対し、雫はムッとした表情を浮かべた。
「触らせてくれないのなら、これは返しません。どうぞそのままでいて下さい」
言い終えた雫は、ツンと横を向いてしまった。
どうやら機嫌を損ねてしまったようだ。
別に無理に雫の着ているものを取り上げずとも、他に替えの着物も有りはする。
単に荷物から新たに取り出すのと洗濯の手間が増えて面倒だという理由から、
雫から奪取しようとしていたにすぎない。
しかし、冬耶は一つ溜め息を吐いて、この我が儘なお姫様の言うことを聞いてやることにした。
雫の突然の提案の真意を見極めたいというのも理由の一つだ。
加えて、これから雫には痛〜い傷の手当てをしてやる予定なので、
それに対しての僅かばかりの罪滅ぼしとして、少しだけ雫を甘やかしてやってもいいだろうという算段だった。
「…わかった。何がしたいのかは知らねぇが、触りたいなら好きに触れ」
冬耶の言葉に、喜びのためか雫の狐耳がピンッと真っ直ぐに伸びる。
「ただし!それはお前がそいつを脱いで、俺が着替え終わってからの話だ」
「…じゃあ私は何を着ていればいいんですか?着物着てないと怒るくせに」
「布団にでもくるまってろ」
「わかりましたよ…」
そう言うが否や、雫はさっさと着ていた冬耶の着物を脱ぎ出した。
元々帯も締めず、本当にただ羽織っていただけなので、あっという間に脱ぎ終えてしまう。
「はい」
脱いだ着物を差し出してきた雫の手から、その着物を受け取る。
流石に下帯の替えだけは雫に奪われることもなかったため、着替えの手間を減らすべく、
下帯だけでもと井戸端でさっさと替えてきたのが正解だったらしい。
冬耶は着ていた潮気まみれの着物だけ脱ぎ捨てて、雫から取り返した替えの着物を羽織る。
慣れた手付きで緩く帯を締め、寝る準備は万端だ。
「冬耶着替え終わりました?なら早く触らせて下さい」
うずうずしながら手を伸ばしてくる雫を、まぁ待てと宥めながら、
冬耶は手荷物の中から怪しげな塗り薬と酒が入った小さめの徳利を取り出した。
それを見た雫の顔色がザッと変わる。
「俺の髪触るのは足の怪我の手当てをしてからだ。当然だろ?」
井戸から宿に戻っていく際、雫はヒョコヒョコと石(貝)を踏んだ足の裏を地につけないように、
庇うようにしながら歩いていた。
思ったより酷い痛みを伴っているのかもしれない。
これは傷口をしっかりと消毒してやらなくては、と冬耶は密かに意気込んでいた。
口元にニヤリと笑みを刻んだ冬耶を見て、危険を肌に感じたのか、雫は慌てて頭から布団を被る。
小さく縮こまらせた身体に布団を巻き付けるようにして、頭の天辺から足の先まで綺麗に隠してしまった。
「こら雫、何隠れてる。傷の手当てが出来ないだろうが。出て来い」
「嫌です!そ、そんな、お酒使うなんて話聞いてません…!!」
「思ったよりお前の怪我が酷いようだから、ちゃんと消毒してやるっつってんだ」
「嫌です、お断りです!人間は変です!
お酒は飲むものなのに、どうして怪我をした時には消毒と称して傷口にお酒を吹き付けるんですか?!
あんなに痛いのに!正気の沙汰じゃありませんよ!人間はおかしいです!!」
布団の中から聞こえてくる、くぐもった雫の声と主張は切実だ。
はしゃぎすぎたり、うっかりすることが多い雫は普段から生傷が絶えず、
以前にも酒を使って傷口を洗われたことがある。
まるで傷口が焼け付くような、傷口から体内にかけての血が沸騰してしまうような感覚に、
その時は悲鳴を上げて逃げ回った。
しかし今回は、その時の怪我よりも傷口が深い。
これを酒を使って消毒されるとなると、ひょっとしたら気を失ってしまいかもしれない。
冷や汗がダラダラと伝い落ちてくる。
「何と言おうが、消毒はさせてもらうぞ。足が腐ったら大変だろうが」
「ふ、ふん…!やれるものならやってみればいいです。私は絶対出て来ませんからね!
「…お前、その辺は本当に狐だな」
「なっ…!ど、どういう意味ですか?!」
「頭隠して尻隠さず」
え、と雫が声を発するより早く、冬耶は布団にくるまった雫の肩口あたりをトンッと押し、
雫の身体を後ろに倒した。
「きゃっ…?!」
グラッと傾いた雫の身体は、そのまま敷き布団の上に倒れる。
布団にくるまったままだったために、何が一体どうなっているのかサッパリわからず、
雫は一旦布団から出ようとモソモソもがいた。
「…まぁ、隠れてないのは尻というか脚だけどな」
「ひっ!」
身体を倒された勢いで捲れ上がった布団の裾からはみ出てしまっていた足首を、グイッと引っ張られる。
それも件の怪我をしている方の足を。
「やっ!ヤです、離して…!!」
「手当が終われば直ぐにでも離してやるよ」
今にも鼻歌を口ずさみそうなほど上機嫌になっている冬耶の声音を敏感に察した雫は、
必死に纏っていた布団から這い出した。
ぷはっ、と息を吐いてギッと冬耶を睨み付ける。
「冬耶の鬼畜!卑怯にも程がある…っ、いたー!!」
ぴーん、と狐の耳を真っ直ぐに逆立てて、その上尻尾まで隠しきれなくなったらしい雫は
あまりの痛みに声を張り上げた。
冬耶が井戸の水で濡らしてきてくれていたらしい手拭いで傷口とその周辺を拭われ、
湿った布が傷に触れる度に鈍い痛みがこれでもかというほど身体中を駆け巡る。
冬耶が丁寧に拭いてくれている分、余計にもどかしい痛みが走るというか、
いっそのこと一思いにガッとやってサッと終わらせてくれ!と思わずにはいられなかった。
「冬耶…や、やるなら一思いにやって下さい…!
こんなジワジワ痛めつけるようなこと、される身にもなって下さいよ…!!」
完全に涙目になって冬耶に訴えかける雫は冗談抜きで辛そうだ。
仕方がない、と遊び足りないような面持ちで冬耶は使っていた手拭いを雫の裸足の足の下に敷いてやった。
そして徳利に手を伸ばす。
「…流石に部屋ん中で酒ぶちまけるわけにはいかねぇからな」
独り言のように呟いて、徳利の栓を抜く。
徳利の中身を口に含んで、改めて雫の裸足の足を掴み上げた。
「なっ、何っ?!ひゃあ…っ!!」
冬耶から裸足の足に口付けられ、ビクッと脚を引いてしまいそうになる。
それを力ずくで押さえ込まれ、冬耶の唇が傷口に触れた。
「〜〜っ!!いった!痛い!痛い痛いッ!!やだー!!」
子供のように声を荒げながら、雫はイヤイヤと身を捩る。
足は押さえつけられて動かせないために、せめて上半身だけでもと必死に足掻いた。
今の状況は直接酒に傷口を浸しているようなものなのだから、
これなら以前のように酒を吹き付けられた方がまだましだ。
じりじりと傷口が焼け付くように鈍く疼く。
裸足の足を滴り落ちていく酒の所為で、痛みと同時にスースーと冷たい空気が肌をなぞっていく。
「うー、うーっ!!」
ざらりと冬耶の舌が傷口を這う度に、くすぐったい感覚と鈍い痛みの波が同時に襲ってくる。
わざと素足に舌を這わせるなんてことをしてくる冬耶を、出来るならば蹴飛ばしてやりたい衝動に駆られる。
怒りと悔しさと痛みとくすぐったさで、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
思わず意識が飛びそうになる。
勝手に涙まで溢れてくる。
「…っは…本当にお前は良く泣くなぁ」
雫の足に埋めていた顔を上げ、酒に濡れた唇を無造作に拭いながら冬耶は雫の顔を覗き込んだ。
ぽろぽろ泣いている雫を見て思わず顔が緩んでしまう。
冬耶から解放されて力が抜けたのか、雫はそのままばったりと布団に倒れ込んだ。
布団に顔を埋めながら、ぐすぐすと泣き続けている。
そんな雫を苦笑気味に見やりながらも、冬耶は雫の足の裏の傷に塗り薬を塗り込んでやり、包帯を巻いてやる。
更に加えられた痛みに、ビクビクッと痙攣するように脚をひきつらせて、
冬耶の手から逃げようと脚を引っ張る仕草を見せる雫のことは敢えて無視する。
「…ほら、終わったぞ。だから泣き止め」
ぽんぽん、と布団にくるまれている身体を叩いてやれば、雫はギッと涙で濡れた瞳で冬耶を睨みつけてくる。
「おわっ?!」
かと思いきや、突然雫の腕が冬耶に伸び、着物を掴まれ瞬間グイッと強い力で引っ張られた。
咄嗟のことに雫にされるがまま布団の上に引き倒されてしまった。
その隣では雫も添い寝するように横になっている。
雫の手には冬耶の長い黒髪が握られていた。
さわさわと冬耶の髪を触り、自分の指を櫛代わりにして冬耶のサラサラの髪を梳かす。
「…約束ですからね」
「…だからってお前、これは少し乱暴すぎだろ」
「知りません、聞こえません」
「あいてっ!わかった、わかったから引っ張るな!!…ったく、仕方ない奴だな」
ぎゅーっと掴んだ冬耶の髪を引っ張ることで抗議してくる雫に、冬耶も降参だと肩を竦めてみせた。
そんな冬耶の様子を見て、雫もやっと調子が戻ってきたのか勝ち誇ったように笑う。
「わかればいいんです」
冬耶の絹糸のような手触りの髪を弄ぶ雫は機嫌を直してくれたらしい。
子供のようにニコニコ笑いながら、飽きることなく冬耶の髪を触り続けている。
正直、何がそんなに気に入ったのかわからない。
「…お前、そんなに俺の髪が気に入ったのか?」
「はい。ぴかぴかでツヤツヤでサラサラしてて凄く気持ちいいです」
ぴかぴかでツヤツヤでサラサラ…。
そんなことを面と向かって言われたのは初めてだった。
冬耶の実家である冴條家の血を引く者は、冬耶と同じような漆黒の真っ直ぐな髪を持つ者ばかりで
自分の髪が羨望の対象になることはまずなかった。
冴條の人間でなくとも、この国の人間は黒い髪の者ばかりだろう。
冬耶が珍しいというわけでは決してない。
なのに、一体何を言い出すのだろうか、この狐娘は。
やはり狐の考えていることは良くわからない。
だが、髪を触らせてやるだけで雫の機嫌が直るのであれば安いものだ。
「ま、髪であれ何であれ、気に入られりゃ悪い気はしないけどな」
「これがなかったら、私にとって冬耶はただの嫌な人間です。冬耶の唯一の取り柄だと思いますよ」
良かったですね、一つでも取り柄があって、と笑う雫の表情は生意気な言葉とは対照的に本当に無邪気だ。
言い返してやろうと意気込んだ冬耶の毒気を根こそぎ抜き取ってしまう。
冬耶は開きかけていた口を噤み、やれやれと言った風に寝返りを打って雫に背を向ける。
「…冬耶?」
「俺は疲れた。もう寝る。お前もさっさと寝ろよ」
実際いつもよりほんの少しだけ疲れたのは事実なので、冬耶は欠伸を噛み殺しながら雫に片手を振ってみせた。
冬耶の言葉を受けた途端、雫が嬉しそうに耳をピンと立てたのが背中越しに伝わってくる。
雫が何か良からぬことを考えているとすぐにわかった。
「…言っておくが、手櫛で梳かす以上のことはするなよ。もしやったら、今日より痛い目見せて泣かすからな」
ギクッと後ろで身を竦める気配がする。
やはり図星だったようだ。
「…冬耶のケチ」
「ケチで結構。駄目なモンは駄目だ。触れるだけで有り難いと思え。こんなに触らせたの、お前が初めてだぞ」
というより、ここまで熱心に触りたがった物好きな女もいない。
「…わかりましたよ。我慢します」
しょんぼりした声で渋々頷いた雫に、わかったなら良しと返事を返す。
そして、冬耶はそのまま目を閉じた。
雫は雫で大人しく冬耶の髪を撫でつけている。
雫のその指の感触が妙に心地良い。
まるで優しく眠りの世界に誘ってくれるかのようで、そのまま睡魔に身を任せてしまいたくなる。
そんな眠気の狭間を彷徨っている最中、雫の穏やかな声が鼓膜をくすぐってきた。
「おやすみなさい、冬耶」
子守唄のように優しく響いた雫の声を合図に、冬耶の意識は眠りの海に沈んでいった。
…翌朝、寝返りを打った弾みで、隣で眠っていた雫を押し潰しさえしなければ、とても良い夢が見られていたのに。
雫もまた、冬耶の髪を一房握ったまま上機嫌で眠りについたのに。
一方は安眠を潰されたことで妨害され、一方は潰したことに対して罵詈雑言の限りを尽くされ、
お互い寝起きはとんでもなく最悪なことになってしまった。
起き抜けからの文句の応酬で、この日も騒がしい一日が始まったのだった…━━
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【あとがき】
相変わらずのヤマなし、オチなし。
2話までは特に意味も無いほのぼの路線の話ですが、3話から少しずつシリアスになってくる予定です。
というか、お題は「裸足」のはずなのに、これだと「髪」の方がメインな気がしてなりません。
迷える〜〜では翠が黒髪長髪サラサラキューティクルフェチでしたが、安らぎの檻では雫がその役を担ってます。
この辺は間違いなく、雫の血を翠が継いでいます。
それにしても、だんだん冬耶はドSの座を確立していってますね…。こんなキャラじゃなかったはずなのにorz